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和室はラッピング空間だった

OUTLINE

新・和室学のシリーズ第4回は、東海大学教授・小沢朝江さんをお招きいたします。小沢朝江さんは、近世を中心とする和室の代表的な研究者で、テレビの教養番組でも、有名な和室の解説をされています。その小沢さんのユニークな説が「和室はラッピング空間だ」というもの。何にも包まれていなかった平安時代の寝殿造から、鎌倉時代以降の和室の原形の成立、天井や建具等で包まれた書院造の和室への変化、そして身分に応じた設え等の発達を見た江戸時代の和室。この流れの中で、中身が同じ和室を包む表面=ラッピングが多様化し、結果として原理的にシンプルな和室が実に多様な意匠を見せるようになった。この小沢説を、ご本人によって具体的にわかりやすく解説して頂く。今から楽しみです。

2022年 4月22日 開催

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GUEST PROFILE

小沢朝江
小沢朝江

1986年、東京理科大学工学部建築学科卒業、1988年、神奈川大学大学院修士課程修了。現在、東海大学工学部建築学科教授。専門は日本建築史・日本住宅史。博士(工学)。著書に『日本住居史』(共著、吉川弘文館)、『明治の皇室建築―国家が求めた〈和風〉像』(吉川弘文館)、『住まいの生命力―清水組住宅の100年』(共著、柏書房)、『和室学―世界で日本にしかない空間』(共著、平凡社)など。

松村秀一(まつむら・しゅういち)
松村秀一(まつむら・しゅういち)

1957年生まれ。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。工学博士。現在、東京大学大学院工学系研究科特任教授。著書に“Open Architecture for the People”Routledge、2019年、『空き家を活かす』朝日新聞出版、2018年、『ひらかれる建築-「民主化」の作法』筑摩書房、2016年、『建築再生学』市ヶ谷出版社、2016年、『建築-新しい仕事のかたち 箱の産業から場の産業へ』彰国社、2013年、『箱の産業』彰国社、2013年、『団地再生』彰国社、2001年、『「住宅」という考え方-20世紀的住宅の系譜-』東京大学出版会、1999年、『「住宅ができる世界」のしくみ』彰国社、1998年など。

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